卒業から37年間、一度も参加していなかった同窓会に参加した。この同窓会は7回目、関東、中部、近畿などそれぞれの地区持ちまわりで開催されてきた。私がなぜ参加しなかったのか。ただ、何となくである。
卒業時の年齢は大半が22歳か23歳。当然ながら、今は還暦前後である。集合場所である旅館について顔を会わせても誰か分らない。名前を聞いて「あっ、そうか」。こんな状態である。同窓生の3分の1近い30数人が出席している。話題は近況のこと、健康のことなど尽きない。それぞれが、それぞれの場所で話すのであるから騒がしい

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残念なのは、物故者4人

。参加したくても親の介護などで参加できない者が数名、その中でも、介護をしているがショートステイが取れなかった、介護の関係で日帰りなら参加可能だが泊まりは無理という者も。皆その年齢に達しているのである。
今回の幹事が気を利かしてスナックを予約してくれていた

。定員は30人、そこに30数名が押しかけたのだから壮観である。カラオケも誰か使っているのだが、ほとんどは耳に入っていない。とにかくやかましい。スナックのスタッフも、何をしていいのか分らず、あっけに取られていた

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それぞれの生活の根拠は、日本国内はおろか海外からも。生活の糧も千差万別。それが一同に会して話すのだから、話題が尽きないのは当然である。また、普段の集いであれば、何がしかのしがらみ、駆け引き、遠慮などが入るが、それぞれにとっては、今そうしたことは全く関係がなく喋ることができる。それでも寄る年波には勝てず、若い時であれば夜を徹して喋っていた連中も歳相応の時間に寝息を立てていた

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私は他の所要で、皆がまだ寝ている早朝に引き上げさせてもらったが、他の連中は観光をかねて昼まで親交を深め合った。しがらみ、駆け引きなどの関係などが全くない一時の付き合いは心地良い時間であった。